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2011.11.30
馬入水辺の楽校 カヤネズミの巣を探そう
あおぞら自然共育舎 早川広美です。
11月5日(土)に馬入水辺の楽校(神奈川県平塚市)のエコアップ隊活動の講師を担当しました。
今回のテーマは「カヤネズミの巣を探そう」です。
カヤネズミは神奈川県では準絶滅危惧種に指定されています。
「草原」に棲むという特性から、草原は環境改変の影響を受けやすいことが減少の要因の1つです。
ここ、馬入水辺の楽校の草はらでは今年の6月にも同じエコアップ隊で巣を確認しました。今回はどうでしょうか。

今回初めての参加の人もいるので、まずカヤネズミについて巣の特徴などを話します。
そして、実際にみんなで探してみました。
カヤネズミは、ススキやオギなどの長い葉を茎につけたまま細く裂いて、それをボール状に編んで巣を作ります。

なかなか巣は見つかりません。
でも違う発見もありました。ノウサギのフンです!

30分くらい探したでしょうか。
「ありました~っ!」という声。行ってみると…

あった、あった。カヤネズミの巣です。
まだ緑色の葉が混じっているので、そっと離れて観察しました。
背の高いオギの草はらはまるで迷路のようでした。
その中から出てくると、なんと1匹のノウサギがピョンピョンと道を横切って隣の草はらへと隠れていきました!
私は残念ながら見られなかったのですが、何人かの参加者の方が目撃したのでした。
どうやら私たちが草はらに入っていったので、あわてて逃げ出したみたいです。ごめんなさい。
でも姿を見られるなんてラッキーですよ。
何人かの子どもたちは、カヤネズミよりもカマキリが気に入ったみたいです。

カヤネズミが棲むためには、このオギ原が広くなくてはなりません。
でも、放っておくと草はらにはいろんな別の植物が入ってきて、荒れた状態になってしまいます。
その代表格がセイタカアワダチソウ。ここにもすでにたくさん生えています。
みんなで少しでも抜きました。

抜いたセイタカで「槍投げ」遊び!

根っこが重いのがよく飛ぶよ!
さて、今回は「ネズミ」つながりで、水辺の楽校に棲む別のネズミについても観察することにしました。
水辺の楽校にはオニグルミの木がたくさんありますが、そのオニグルミの実が大好きなネズミがいます。
こ~んな食べ痕です。

このクルミを食べたのは、アカネズミです。
アカネズミは林縁や明るい林に棲んでいます。
みんなでクルミの実を拾ってみることにしました。

食べ痕のあるものも、無いものもありますね~。
アカネズミは、冬に備えて木の実を地面などに埋めて貯めておく習性があります。
私たちも、アカネズミの気持ちになってクルミを隠してみることにしました。
ネイチャーゲーム<ごちそうはどこだ>です。

あとでまた見つけ出して食べるのだから、あまりわかりにくい所に隠したら自分でもわからなくなってしまうし、わかりやすい場所だと、ほかのネズミに盗られるかもしれないよ。

みんながんばったけど、ほんの少しのクルミは見つかりませんでした。
そんなクルミはどうなるでしょうか?
中には、条件の良い所にあるものが芽を出すこともあるかもしれないですね。
そんなことも考えてみたのでした。
アカネズミやオニグルミの気持ちが少しわかったような気がしたかな?
さて、最後に「ワラジボード」を幹事さんが見せてくれました。
地面に置いてある板をそっとめくると…

そこには、ワラジムシやらヤスデやらダンゴムシやらがたくさんいました。
面白い、生きもののすみかですね!
さあ、もう帰ろうよという時に、何人かの子どもたちが集まっていました。

例のカマキリをずーっと枝ごと持っていたみたいです。
でもその枝ごと小高い山に指して、手放していました。
次の私の担当は1月です。
11月5日(土)に馬入水辺の楽校(神奈川県平塚市)のエコアップ隊活動の講師を担当しました。
今回のテーマは「カヤネズミの巣を探そう」です。
カヤネズミは神奈川県では準絶滅危惧種に指定されています。
「草原」に棲むという特性から、草原は環境改変の影響を受けやすいことが減少の要因の1つです。
ここ、馬入水辺の楽校の草はらでは今年の6月にも同じエコアップ隊で巣を確認しました。今回はどうでしょうか。

今回初めての参加の人もいるので、まずカヤネズミについて巣の特徴などを話します。
そして、実際にみんなで探してみました。
カヤネズミは、ススキやオギなどの長い葉を茎につけたまま細く裂いて、それをボール状に編んで巣を作ります。

なかなか巣は見つかりません。
でも違う発見もありました。ノウサギのフンです!

30分くらい探したでしょうか。
「ありました~っ!」という声。行ってみると…

あった、あった。カヤネズミの巣です。
まだ緑色の葉が混じっているので、そっと離れて観察しました。
背の高いオギの草はらはまるで迷路のようでした。
その中から出てくると、なんと1匹のノウサギがピョンピョンと道を横切って隣の草はらへと隠れていきました!
私は残念ながら見られなかったのですが、何人かの参加者の方が目撃したのでした。
どうやら私たちが草はらに入っていったので、あわてて逃げ出したみたいです。ごめんなさい。
でも姿を見られるなんてラッキーですよ。
何人かの子どもたちは、カヤネズミよりもカマキリが気に入ったみたいです。

カヤネズミが棲むためには、このオギ原が広くなくてはなりません。
でも、放っておくと草はらにはいろんな別の植物が入ってきて、荒れた状態になってしまいます。
その代表格がセイタカアワダチソウ。ここにもすでにたくさん生えています。
みんなで少しでも抜きました。

抜いたセイタカで「槍投げ」遊び!

根っこが重いのがよく飛ぶよ!
さて、今回は「ネズミ」つながりで、水辺の楽校に棲む別のネズミについても観察することにしました。
水辺の楽校にはオニグルミの木がたくさんありますが、そのオニグルミの実が大好きなネズミがいます。
こ~んな食べ痕です。

このクルミを食べたのは、アカネズミです。
アカネズミは林縁や明るい林に棲んでいます。
みんなでクルミの実を拾ってみることにしました。

食べ痕のあるものも、無いものもありますね~。
アカネズミは、冬に備えて木の実を地面などに埋めて貯めておく習性があります。
私たちも、アカネズミの気持ちになってクルミを隠してみることにしました。
ネイチャーゲーム<ごちそうはどこだ>です。

あとでまた見つけ出して食べるのだから、あまりわかりにくい所に隠したら自分でもわからなくなってしまうし、わかりやすい場所だと、ほかのネズミに盗られるかもしれないよ。

みんながんばったけど、ほんの少しのクルミは見つかりませんでした。
そんなクルミはどうなるでしょうか?
中には、条件の良い所にあるものが芽を出すこともあるかもしれないですね。
そんなことも考えてみたのでした。
アカネズミやオニグルミの気持ちが少しわかったような気がしたかな?
さて、最後に「ワラジボード」を幹事さんが見せてくれました。
地面に置いてある板をそっとめくると…

そこには、ワラジムシやらヤスデやらダンゴムシやらがたくさんいました。
面白い、生きもののすみかですね!
さあ、もう帰ろうよという時に、何人かの子どもたちが集まっていました。

例のカマキリをずーっと枝ごと持っていたみたいです。
でもその枝ごと小高い山に指して、手放していました。
次の私の担当は1月です。
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