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あおぞら自然共育舎 早川広美です。

10月17日(月)に、横浜市泉区にある共働舎にて今年度4回目のビオトープ活動を
実施しました。早くも今年度の最終回です!

午前は「調査管理班」です。
いつものようにまずビオトープの調査(水や植物の状況をチェック)です。
水深を手作りの装置で測っています。

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今回は最終回ですので、ヤゴを採集してどんな種類がいるか確認して、これまでの
維持管理を検証し、次に活かすことにしました。
まずはタモ網でガサガサやります!

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そして自分が採ったヤゴの種類を、チャートを使ってつきとめていきます。
スタッフもサポートしながら、考えます。

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その結果、この時に採集できたヤゴは、
・シオカラトンボ(明るい所が好き・開けた水面に産卵)
・ショウジョウトンボ(同上)
・オオシオカラトンボ(陰のある所が好き・開けた水面に産卵)
・クロスジギンヤンマ(同上・水草に産卵)
・アオイトトンボの仲間(同上・水辺に張り出した枝に産卵)
でした。

まあまあのバランスです。この春から夏にかけての管理は悪くなかったよ、
とヤゴが教えてくれたようです。

ただ、時期的に小さくて見つけにくかった可能性もあるとは思いますが
(明るい所が好きなイトトンボなど)、陰が好きなトンボがやや優勢な
感じでしたので、このあと水際のモミジを少し剪定しました。


このあとは、来年に備えて陸地の植物の種類をもう少し増やそうということで、
種まきをしました。

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同じ水系で採取したガガイモ・ノコンギク・シラヤマギクの3種類です。
芽が出るのは来春かな?楽しみですね~。
来年度までの間、しっかり世話をしてね。


午後は、「わくわく」班です。
前回に引き続き1つは<宝さがし>を実施。
もう1つは、「スケッチ」をしました。

これまで共働舎でのスケッチでは、自由にクレヨンなどで描くことを中心にしていました
が、今回はスタッフとああでもないこうでもないと話し合った結果、「対象をよく見て
できるだけ正確に鉛筆で描く」という、科学の視点を重視することにしました。

とんぼガーデンでの活動も長く続けてきているので、ここらで少しチャレンジしてみよう、
ということです。

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いきなり「さあ、描きましょう!」ではなく、手にとってからだのつくりをよく観察したり、
落ち葉の手触りや形、ギザギザ、葉脈などを観察してから描き始めました。

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とても静かな時間が流れました。
今までとは違った感覚で身近な生きものと向き合うひと時だったようです。
やってみて良かった、と思いました。

*この事業は人と自然の研究所と行っています
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