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ビオプロネットのメンバーで、初となる現場研修を三重県で行いました。
この研修は、ビオプロネットメンバーでもあり、三重県の農業高校で教員を務める
前田竜矢氏が企画してくださいました。

研修のテーマは「スペシャリスト」!
いわゆる非常に限られた生息環境でしか生きられない生き物を
実際にその生息場所に行って、見てみることにしました。

まず最初は、世界で最も小さなトンボ、ハッチョウトンボです。
成虫の大きさは約20mmで、1円玉とほぼ同じ!

このハッチョウトンボに会いに、上野森林公園へ。

さっそく、多数のハッチョウトンボが出迎えてくれました。
P1090332.jpg
こちらはオス。体温の上昇を防ぐため、お尻を太陽に向けています。

P1090326.jpg
こちらがメス。遠目に見ると、ハエやハチの仲間に見えます(笑)。


体が小さく、飛翔能力も低いハッチョウトンボが生き残るためには、
他の大型のトンボが暮らせないような場所を好んで生息しているということでしょう。
上野森林公園は、かつては琵琶湖の底にあった場所で、
非常に土壌の栄養が貧しく、夏場も草刈りが必要ないくらいなのだそう。
ハッチョウトンボが生息していた場所も、食中植物のモウセンゴケが生えた土の栄養が少なく、
水が湧いていますが非常に浅い(水がひたひたな)ところでした。

P1090335.jpg

これほど浅いと、さすがに他のヤゴは暮らせないでしょうね。
非常に限られた生息環境ですから確かに失われやすい(実際に多くの生息地が失われてきた)のですが、
その体の小ささが、特異な環境で生き伸びてきた知恵なのかも知れません。


ところで、成虫がこんなに小さいということは、きっとヤゴも驚くほど小さいはず!
「絶対ハッチョウトンボのヤゴの羽化殻を見つけてやる!」
メンバーの闘志に火がつきました。
大の大人が、かんかんに照りつける太陽の下、小さなヤゴの羽化殻探しに、時間を忘れて熱中しています。

P1090331.jpg

「あったぁっ!」
一人、また一人と歓声が上がります。
ヤゴの羽化殻が見つかった、それはこの場所で卵が産まれ、ヤゴが育ち、羽化して成虫になったという
まぎれもない証拠です。
ヤゴの羽化殻の発見は、とても大きな感動でした。

P1090350.jpg

<続く>

鈴木雄大
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