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西谷 麻紀子です。

先月4月26日にビオプロネットの研修会として、「ビオトープを保育の場に!」という理念のもと新しく開設される保育園様の建設地にて、第2回目の植生調査を行いました。(第1回調査は昨年12月)
その時の様子を報告いたします。


【第1回目の調査の流れ】 

 工事着工前の雑木林の中で3か所の調査区を設定し、林縁とともに、現況での植生・動物を確認し、アズマネザサを刈り取りました。

 その際に、保護が望ましい種・再同定が必要な種についてはマーキングを行いました。

 その結果をもとに、植生の現況やご提案などを保育園様に報告させていただいております。

 詳しくは 「2011.12.28 ビオトープが保育の場となる!?第1回の調査を行いました。」  をご覧ください。


【第2回目の調査】

 今回の調査では、1回目の調査後の工事による伐採等によって、植生がどのように変わったのかを調べるために行いました。
 
 第1回目の調査区と林縁を確認していきました。

 工事のためにC調査区は消失してしまいましたので、A・B調査区のみの調査です。

 (A調査区)→明るい場所

20111222方形区A刈取後
(第1回)写真:第1回目の調査ブログより

RIMG0463_convert_20120502162518.jpg
(第2回)

 実生の芽がたくさん出ていました。

思ったより成長が遅く、まだ本葉が小さかったので、はっきりと同定できないものが多いですね。
 
 (B調査区)→暗い場所

20111222方形区B刈取後
(第1回)写真:第1回目の調査ブログより

RIMG0442_convert_20120502162425.jpg
(第2回)

 だいぶ、明るい林床になっていました。

 こちらも、サクラの実生の芽ばえなどが見られています。

 暗い林床を好むジャノヒゲはなくなってしまいました。

 植物は周辺の環境によってホンの少しの時間で影響を受けてしまうのですね。

 (林縁)

 工事によって道路側と北側駐車場予定地の林縁はほとんど伐採されていました。

 第1回目の調査でマーキングしておいた樹木は建物や駐車場予定地以外のところへ移植されています。

 コナラ、エゴノキ、コブシ、マユミ…これらは鳥が好む実をつける樹木たちです。

 これから秋の開園に向けて、森のにぎわいに彩りを添えてくれるでしょう。


【調査を終えて】 

 建物の位置と大きさが明確になり、今後の雑木林の概形が見えてきはじめました。

 どんな保育園の林になるのか…子どもたちが遊んでいる姿が目に浮かんできます。

 今回の調査では、今までアズマネザサが優占していた場所にも、陽の光が当たることで新しい芽吹きがみられました。

 これらを大切に育てていくことで、「雑木林と保育園を一緒に育んでいく」という気持ちが生まれてくることでしょう。

 こちらの保育園では雑木林などのビオトープを保育の場に活かしながら、

 園児や保護者、先生方、そして、ちいきの方が集う「ビオトープ」(=いきもののすみか)、
 
 そんな場になるといいですね。
 
RIMG0461_convert_20120523101858.jpg


  

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